ウイグル問題

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _2月分後半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 令和3年3月4日投稿 2月後半は、中国によるウイグル人「ジェノサイド」をカナダ・オランダ下院が可決、日本の国会でもウイグル人ジェノサイド認定について議論が始まる、ウイグル人女性たちが証言する中国の収容施設の内側、「手足に鎖の生徒」と「集団レイプ」、北京五輪のボイコットを米下院議員が呼びかけ等、ウイグルと中国に関するニュースが日本メディアによっても多く報告された。詳細は以下の通りである。 月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 危なくなった「北京冬季オリンピックの開催」~米が中国のウイグル政策をジェノサイド認定 ニッポン放送:ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(2月16日放送)に数量政策学者・内閣官房参与の高橋洋一が出演。中国のウイグル政策がアメリカにジェノサイド認定されたことによる北京五輪への影響について解説した。 米のポンペオ氏によってジェノサイド認定された中国のウイグル政策だが、バイデン政権もこれに同意しており、2022年の北京冬季オリンピックに欧米各国がボイコットする可能性が出ている。詳細はリンクへ。 リンク:https://news.line.me/issue/oa-jolf/aa6uouty2p0s?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=talk           2021年2月16日 北京冬季オリンピックは中国の集団虐殺を隠蔽する祭典に Newsweek:<民族弾圧を続ける「犯罪国家」が五輪を開催することに抗議の声が広まっている>2月4日、東京都内の日本外国特派員協会で日本在住のモンゴル人とウイグル人の代表による記者会見が行われた。小規模ではあったが、2022年の北京冬季オリンピックのボイコットを呼び掛けた声明は瞬時に世界を駆け巡った。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2021/02/post-63.php            2021年2月17日 北京五輪、米国で開催地変更やボイコット求める動き 議会で決議案 産経新聞:ポンペオ米前国務長官は16日、FOXニュースの番組に出演し、来年2月に開催予定の北京冬季五輪に関し、中国共産党体制が新疆ウイグル自治区(※東トルキスタン)でウイグル人の「ジェノサイド(民族大量虐殺)」に関与しているとして、開催地を変更すべきだと訴えた。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.sankei.com/world/news/210217/wor2102170008-n1.html            2021年2月17日...

ニュース速報:英国BBCの調査により、強制収容所でウイグル人女性が組織的にレイプさ

ニュース速報:英国BBCの調査により、強制収容所でウイグル人女性が組織的にレイプさ れていると判明 世界的に有名な英国メディアBBCは、2月2日に衝撃的なニュースとビデオを発表し、世界 を震撼させた。 強制収容所で18か月間拘留されていたカザフスタンの少女、グルジラ・アユルカン (Ghulzira Auyelkhan)は、強制収容所で拘留されているときに、中国人の男性がレイプでき るように、裸のウイグル人の女性に手錠をかけベッドに固定する仕事を与えられていたと 語った。 「私の仕事は、女の子の服を脱がせ、動かないようにベッドに縛り付けることです。その 後、警官が中国人の男性を連れて来ます。中国人の男性は刑務所で最も美しい女の子を選 びレイプします」  強制収容所に9か月間拘留され、現在ウイグル人権プロジェクトの助けによって米国に 逃れてきたトルスンアイ・ズヤウドン(Tursunai Ziyawudun)は次のように述べている。 「彼らは毎晩深夜にやって来て、好みの女性を選び、廊下に連れ出し、カメラのない『暗 い部屋』に入れます。」 トルスンアイは、強制収容所から釈放され、心の痛みを克服するためにアルコール中毒に なっている別のウイグル人の少女のことを語った。 トルスンアイは、中国人の男性が警察の制服ではなくスーツを着ていたが、当時はまだ武 漢ウイルスが広まっていないのに、全員がマスクしていたと語った。...

中国政府はウイグルで数百人のイマームを拘束し、 ウイグル人の宗教生活が消えた

情報源:https://www.rfa.org/english/news/uyghur/imams-11202020153337.html 亡命中のウイグル人言語学者によると、中国政府は、数百人のイスラム教徒のイマームを拘束し、葬儀を指導する人がいないため、ウイグル人が「死ぬことを恐れている」ようになっている。 International Cities of Refuge Network(ICORN)のノルウェーを拠点でのメンバーであるAbduweli Ayup(アブドウエリ アユップ)は、ウイグル人へのインタビューで、最大180万人のウイグル人が強制収容所で、その中少なくとも613人のイマームが収容されていることが明らかになったと述べた。 ウイグル人始めイスラム教徒は、2017年の初めから強制収容所に拘留されている。 「私達は2018年の5月頃にこの捜査を開始した…そして、インタビューが11月に終了した後、最もターゲットにされた人は宗教上の人物であることが明らかになった」と、ワシントンを拠点とするウイグル人権プロジェクト(UHRP)が主催した「イマームはどこにいるのか?」と題されたインターネット会議でアユップは述べた。 「当時、拘留されたイマームは約300人がリストされていたが、その後も数値が更新し続け、最後の更新である6月までに613のイマームがリストされた。」 ウイグル語教育の推進を通じて社会的および文化的権利のために戦った後、2013年から2014年に投獄されている間に数ヶ月の拘禁と拷問に苦しんだアユップは、イマームの逮捕が覆されたと述べた少なくとも16人の元被拘禁者にもインタビューしたと述べた。 「彼らは、イマーム達が逮捕された後、ウイグル人は葬式を指導するイマームがいないために死ぬことを恐れるようになった」と彼は述べた。 オランダに住む元拘留者の一人は、ウルムチでは、「人々は登録し、誰かが死んだら順番が来るまで待たなければならない」と語った 別の元拘留者(スウェーデンを拠点とする学者)は2018年にウイグルを訪れ、いつでも権利侵害に直面しているにもかかわらず、「今ではウイグル人は生きることを恐れていない」とアユップに語った。 「彼らはモスクが取り壊され、イマームが逮捕され、式典を行うために葬式を行う可能性がないため、死ぬことを恐れている。それは非常に悲劇的である」と彼は言った。 女性の宗教指導者 ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)の民族音楽学教授であるRachel Harris(レイチェル・ハリス)氏は、ウイグル社会で標的にされている宗教的人物は男性であるイマームだけではないと述べた。 また、イスラム教徒のコミュニティには女性の公式に認められた宗教的カテゴリーはあないが、彼女は女性の宗教指導者は「ウイグル社会において非常に重要である」と述べた。...

新しいコロナウイルス感染者が出た後ウルムチは再び封鎖された

情報源:https://uighurtimes.com/index.php/urumqi-in-lockdown-again-after-new-coronavirus-case/ 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 中国の国営メディア環球時報によれば、「ウルムチは7/15(水)の真夜中から7/17(土)の正午までに、COVID-19の患者17人、無症状の感染者23人が報告された。 現在の集団感染は集まりに参加した人たちに急速に広がっているということで、確認されたすべての症状は軽度から中程度であり、医師の観察下にあるため、地元の保健当局は住民に対しパニックにならないようアドバイスしている。 ドイツ国営放送のドイチェ・ヴェレは、7/20(月)にウルムチ市が完全に戦時体制下にあると報告した。 最初に感染者が確認されて以降、コミュニティは閉鎖され、地下鉄1号線は運休し、フライト数も減少した。 インターネット上で一部の人々は、都市の閉鎖の基準の例を基にして、中国のすべての主要都市が必然的に「閉鎖に向かう」のではないかと話題にしていた。 ChinaNews.comはウェイボー(Weibo)で、ウルムチ地下鉄の地下鉄1号線は、7/16(木)から次の通知があるまで運行を停止すると発表した。 ウイグルタイムズが現地から入手した情報によると、新たに感染者が確認されたことにより、ウルムチは人がいないゴーストシティになった。VPNを使用してウイグルタイムズに証言したウイグル人女性は「以前よりも深刻であるように見えます。これまでにそのような重大な対策を見たことはありません」と語った。 中国政府は新たなウイルス感染者の民族名を発表していないが、私たちの情報提供者は「感染者はウイグル人です」と話した。 350万人が居住する首都ウルムチは、市内全体で核酸検査を加速し、地元のすべての病院に検査機能を配備するよう求めていると、7/18(土)に報告された。 ヤシン(Yaxin)ネットワークは7/20(月)に、地域の党書記陳全国(Chen Chuan guo)と彼の首席補佐官であるショハラト・ザキル(Shohrat Zakir)が、タングリタグ(天山)区人民路のウイグル住民を訪問し、幹部とすべての民族グループの従業員に哀悼の意を表明したと報告した。 国家保健委員会はウルムチでの核酸検査の実施を支援するために、10の省と自治体からの200人以上のメンバーを含む10の医療チームを派遣したとも述べた。当局は、市内のグループで無料の検査が実施されたと発表した。 メディアの報道によると、1つの地元の病院が1日あたり8,000人以上の住民に対して核酸検査を実施している。 地方当局は7/18(土)午後の記者会見で発表したCOVID-19再流行との戦いで、すべての地元の住宅コミュニティが「封鎖された管理」下に置かれ、ウルムチは「戦時モード」に入ったと宣言した。 地方当局によると、ウルムチは緊急対応計画を立ち上げ、流行防止のために15の特別グループを設立した。...

インタビュー:「父に強制的に電話をかけさせることで、彼らは私に沈黙するよう警告している」

情報源:https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/jewlan-shirmemet-06012020131932.html https://www.rfa.org/english/news/uyghur/coerced-06082020172854.html 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 2008年からトルコ最大の都市イスタンブールに住んでいるウイグル人、Jewlan Shirmemet (ジュエラン シルメメット)は、彼の母親のSuriye Tursun (スリエ トゥルサン)が中国の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)で強制収容されていることについて釈放を求めるキャンペーンを発信し始める半年前まで、政治について沈黙を守っていた。2019年の終わりに、彼の母親は懲役5年の刑を宣告され、父親のShirmemet Hudayar (シルメメット フダヤル)と弟のIrpan Shirmemet (イルパン シルメメット)が、2017年4月以降、最大180万人のウイグル人およびその他のイスラム教徒が収容されている強制収容所に収容されたことを知った。 ジュエラン氏はキャンペーンを開始した後、2月にトルコの中国大使館の職員に、詳細は伏せられたまま母親のスリエ氏が「テロリストを支援した」という容疑で投獄されたことを確認した。また、2017年に父親と弟が強制収容されたが、その後釈放されたことを知らされた。 コルガス郡商務局の30年のベテラン職員であるスリエ氏は、優秀な従業員として定期的に表彰されてきたが、2015年にトルコの息子に会うための海外への一度の旅行が「過激主義」とみなされ、ウイグル人旅行者のブラックリストに登録された。ジュエラン氏は母親の無罪を主張し、テロではなくウイグル人のアイデンティティが、当局にとっての最大の脅威という認識の現れであると主張している。 6月1日(月)にジュエラン氏は、3年間会話もできなかったイリカザフ自治県コルガス郡に住む父から電話を受けた。通話中、父親は彼の活動を非難し、母親の釈放のキャンペーンを中止するように言った。その後も、彼は叔父と弟から同様の電話を受けた。ジュエラン氏は当局が父親に強制的に電話をかけさせたのではないか、そして母親が刑務所から釈放されるまで動揺せずにキャンペーンを続けられるかについてRFAのウイグル部にこう話した。...

中国当局はホータンでウイグル人の子供たちを両親から強制的に引き離した

情報源:https://uighurtimes.com/index.php/chinese-authorities-forcefully-separating-uighur-children-from-their-parents-in-hotan-prefecture/ 翻訳:Ilik チェック:Yasin ウイグルタイムズが2020年4月22日に中国のソーシャルメディアであるTikTokとWechatから取得した情報によると、ホータンで強制寄宿制の幼稚園が導入されているということである。 TikTokのビデオクリップで、少女が服や家庭用品を準備し、涙を流しながら家を出ていく様子が映された。ビデオのコメントでは、彼女の6歳の妹が家を離れ、幼稚園に住むと書かれていた ビデオにつけられたコメントでは、「この強制システムは主に農村で実施されており、子供たちが週に一度だけ家に帰ることが許可されている」と書かれていた。 多くのコメントで、自分のことを自分ですることができない子供たちが家を離れることに非常にショックを受けていると書かれていた。 TikTokでビデオクリップが公開された後、いくつかのWechatグループチャットでもビデオが共有された。これによると、家族は毎週月曜日の朝に子供を幼稚園に連れて行き、土曜日の夜に家に連れ帰るよう求められている。 ある母親は、幼稚園の上級クラスに年長の子供とジュニアクラスに年少の子供がいること、そして子供たちはまだ小さい、彼らが排便/排尿した後の管理ができないという会話があったことも明らかにされた。教師は、服、紙、タオルを持参するように母親に求めているということである。 ホータンのカラカシュ県出身の母親は悲しみと無力感を語り、小さな子供がこれまで家を出たことがないこと、また、彼女がとても心を痛めていることを明らかにした。 チャットでは、子供たちが幼稚園に行かなかった場合、親は当局から絶え間なく詰問されるという、このシステムが強制的な性質であることも示された。 さらに、子供たちは4歳から5歳で漢民族の教師から授業を受け、毎日ラーメンと米しか食べられないため、食事にも飽きている。子供たちは教室のテーブルで昼寝をすることもある。以前東トルキスタン(新疆)の高校や中学校でも実施されてきたこのようなシステムは現在、幼稚園児にも導入されていることが明らかになってきた。 児童の権利に関する国際連合条約の第9条は、司法審査の対象となる管轄当局が次のように決定した場合を除き、州および当事者が自分の意志に反して子供を両親から引き離してはならないことを明確にしている。これに該当する法律と手続きは、子供の権利のために必要な分離措置であり、親による児童虐待や育児放棄を伴う場合や、親が別居していて子どもの居住地について決定を下さなければならない場合など、特定の場合に必要になることがある。 ハーバード大学の子供発達センターのセンター長であるJack Shonkoff(ジャック ショーンコフ)によると、子供を母親から引き離すことは、子供たちにとって非常に有害である。 これは、単に人道的観点からだけではなく、科学的な観点からもいえることである。子どもたちは両親から離れると常にプレッシャーと不安の中で生き、恐怖に関連する脳の領域が発達し始めるのに対して、学習と記憶に関連する脳の領域は発達を停止する。 シェーンコフ教授は「悪化すると、うつ病や冠状動脈性心臓病につながる可能性さえある」と述べた。 ソーシャルメディアのコメントでは、多くの親が無力感を感じ、現在の強制システムに強い不満や、子供たちの健康と福祉を非常に心配していることが書かれている。

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _1月分後半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 令和2年2月16日投稿 1月前半は日本メディアによって、中国当局によって発禁処分になった伝説の歴史書「ウイグル人」の日本語版の出版、米下院がチベット人権法案を可決、中国によるウイグル人「弾圧」に対し米で対応批判のイベントが開催等、ウイグルと中国に関するニュースが多く報告された。また、武漢発の新型コロナウイルスは、世界的な拡大感染を招いたのは中国の独裁体制によるものであるという、批判の論調も多く発せられた。詳細は以下の通りである。 月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 徳島)ウイグル人への人権抑圧語る 徳島大で留学生講演 朝日新聞:中国・新疆ウイグル自治区出身の徳島大留学生、サウティ・モハメドさん(42)が13日、同大で講演会を開き、中国での少数民族に対する人権抑圧に注目するよう訴えた。サウティさんは2016年に来日。18年4月から同大総合科学部で学び、現在は大学院修士課程1年。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.asahi.com/articles/ASN1G3HZWN1GPUTB003.html           2020年1月16日 人権NGOの発表に中国外交官が“乱入” 言論弾圧の批判「全く受け入れられない」 東京新聞:国際人権非政府組織(NGO)ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は十四日、米ニューヨークで人権問題の年次報告を公表した。中国政府による少数民族ウイグル族の強制収容や言論弾圧を例に「世界の人権が中国の攻撃に脅かされている」と中国脅威論を展開。会見には中国国連代表部の外交官が突然現れ、「偏見と虚偽に満ちている」と反論を繰り広げた。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020011602100026.html   ...

コロナウイルスの恐怖の中、少なくとも99人の武漢住民をアルトゥシュ市で隔離中

情報源:https://www.rfa.org/english/news/uyghur/quarantine-02062020170637.html 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 当局によると、ウイグル自治区(東トルキスタン)のアルトゥシュ市のホテルで、コロナウイルス(nCoV)の発生地である武漢から来た少なくとも99人が、感染の広がりを防ぐため隔離された。 1月23日に中国の国営メディアは、ウイグル自治区(東トルキスタン)での最初の感染者(以前武漢に旅行した2人の男性)が確認されたと報じ、1/31 (木)までに少なくとも36人が感染し、更にウイルスに関連した症状のある1,600人以上が検査中である。 ウイグル自治区(東トルキスタン)の医療スタッフを含むソーシャルメディア上での情報によると、人口1,100万人のこの都市への交通機関を先月閉鎖したが、封鎖以前に武漢の13,000人もの人々が、ウイグル自治区(東トルキスタン)に入ってきた可能性があるとしている。ラジオ・フリー・アジア(RFA)のウイグル語部門は、この数値については独自に確認することができなかった。 ウイグル自治区(東トルキスタン)の最高裁判所は先日、「噂の拡散」や「医療関係者に対する暴力」などの犯罪を犯した人々に対する厳しい処罰を含んだガイドラインを発行した。地方当局はRFAに対し、nCoVについてのことと、ウイグル自治区(東トルキスタン)での感染の広がりに関する情報は「国家秘密」と見なされ、公開できないと述べた。 しかし、RFAはウイグル自治区(東トルキスタン)のキジルス・キルギス自治州アルトゥシュ市の数人の職員に話を聞くことができた。匿名を条件に語られたことによると、少なくとも99人の武漢の住民が、市内の「ヤシン」というホテルで隔離され、さらに他のゲストハウスにも武漢の住民が隔離されている可能性がある。 市政府の職員は2/4(火)に「(武漢の住民が)「ヤシン」や「ミリバン」などのホテルに隔離されていると幹部が言っていた」と述べたが、隔離の時期についての詳細は提供されなかった。 「「ヤシン」は街の中心にあり、高さ10階以上のホテルである。」 RFAは、隔離を確認した「ヤシン」ホテルの警備員と話をしたが、そこに何人が収容されているのか分からないと語った。 「ここには空いている部屋はない。満室で、営業していないため開けることができない」と警備員は言った。 「隔離された人々でいっぱいで、人数は分からないが、医師に聞いてみることはできる。」 「ヤシン」の関係者は、ホテルを「隔離場」と呼び、「すべてが湖北省武漢市の市民である」と付け加えた。 「現在は満員で、司令部からこのホテルに患者が割り当てられている」と彼は述べた。 ホテルの2人目の担当者はRFAに、「ここでは99人の患者が隔離されている。」と述べた。   他のホテルで… RFAは、武漢の住民が同様に隔離されていることを確認するために、「ミリバン」ホテルのスタッフに連絡したが、電話がつながらなかった。...

武漢コロナウイルスは、中国政府が100万人以上のウイグル人を投獄している強制収容所がある新疆 (東トルキスタン)を襲った。その不潔な収容所で囚人は無防備な犠牲者になる。

情報源:https://www.insider.com/wuhan-coronavirus-xinjiang-uighur-squalid-detention-camps-2020-1?fbclid=IwAR3oJPLWQEMD52yiq1ybcFzBJIuKG2PukSj8J-SwgP97B8oOJRz--aaKmWE 翻訳:Ilik チェック:Yasin ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、中国中央電視台(CCTV)の報告を引用し、1/23 (木) 現地時間午後6時に、47歳の男性Liと52歳の男性Guが感染したと報じた。 「当局は、この2人は最初の症例があった湖北省の武漢を訪れたと報告した」とRFAは述べた。 ウォール・ストリート・ジャーナルも保健機関の報告を引用し、新疆(東トルキスタン)でも発生したことを報じた。 この感染の拡大は非常に危険である。もしもウイルスが新疆(東トルキスタン)に広がった場合、強制収容所に拘束されている推定100万人のウイグル人が、非常に感染しやすい環境におかれる可能性がある。 ウイグル人はこの地域を東トルキスタンと呼ぶ。 元収容者の証言によると、強制収容所は不潔で、インフラが貧弱であり、囚人が満員になっていることから、病気や感染症の理想的な繁殖地といえる。 昨年の東トルキスタン国民覚醒運動活動家グループ(ETNAM)による調査で、このような強制収容所は地域全体に少なくとも465件ある。 プラスチック製のバケツをトイレとして使い、小さな部屋で順番に寝なければならない 新疆(東トルキスタン)北部のカラマイの強制収容所の元収容者であるOmir(オミル)は2018年に、他の45人と部屋を共有し、スペースがあまりないため交代で寝なければならなかったとBBCに語った。 2018年3月に強制収容所から脱出した元講師Sayragul Sauytbay (サイラグル サウトバイ)は、ハアレツ新聞に「食べ物はひどく、十分な睡眠時間がなく、衛生状態が悪い」と語った。 「16平方メートルの部屋には20人がいた」と彼女は付け加えた。「各部屋にはトイレ用のプラスチック製のバケツがあり、すべての囚人はトイレを使用するために1日に2分の時間が与えられ、バケツは1日1回だけ中身が捨てられた。」 「大災害」が迫る 世界ウイグル会議総裁のDolkun...

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _12月分前半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 12月16日投稿   12月前半は日本のメディアで、ウイグル人権法案の可決等、ウイグルと中国に関するニュースが多く報告された。詳細は以下の通りである。   月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 白日の下にさらされた中国のウイグル強硬弾圧 Wedge Infinity:ニューヨーク・タイムズ紙は、中国共産党幹部から入手したらしい(もちろん入手元は安全上の理由から秘密だろう)大量の内部文書(全部で403頁、24文書が含まれていると言う)の内容を紹介する記事を11月16日に掲載した。その内容とは、中国共産党による新疆における大規模な弾圧に関するものである。中国共産党が、習近平総書記の指示の下で、大々的にウイグル人の拘束と弾圧を行なっていることを裏付けるものとなっている。詳細はリンクへ。 リンク:https://wedge.ismedia.jp/articles/-/17997?layout=b          2019年12月3日 香港、ウイグル対中非難決議で、習近平国賓訪日を潰せ  アゴラ:来年「桜の咲くころ」の中国習近平主席の国賓訪日に、反対の声が浮上している。香港の民主化デモ弾圧、ウイグル収容所での人権蹂躙を行っている中国の行為に対し、習氏の天皇陛下との謁見とそれに続く天皇陛下訪中でお墨付きを与えてもいいのかということだ。詳細はリンクへ。 リンク:http://agora-web.jp/archives/2042970.html          2019年12月3日   関連記事: FNN:中国で相次ぐスパイ容疑での日本人拘束。習近平主席を国賓として招くべきなのか? リンク:...