Month: September 2019

中国政府は多くのウイグル人拘束者をカシュガル市からコルラ市に移送している

情報源:https://iuyghur.com/?p=12430 翻訳:Ilik チェック:Yasin https://youtu.be/gGYoeJ5U7cQ 2019年9月17日「war on far」というYouTubeユーザーから「新疆、新しい情報」という名の映像が発表された。最初の一秒で、あるフォルダーからこの動画ファイルが開かれたことから、映像はハッキングによる流出であると、この投稿者は考えている。この映像には300-400人の囚人服を着た拘束者たちが、特警(特級警察)の厳重な警備で列車から降りどこかに移送されている姿が映されている。 囚人服には「カシュガル収容所」と書かれており、またこの映像を撮影したカメラはコルラ市に位置している。 https://twitter.com/Nrg8000/status/1175353408749891584?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1175353408749891584&ref_url=https%3A%2F%2Fiuyghur.com%2F%3Fp%3D12430 ソーシャルメディアにこの映像の分析を投稿したNathan Ruser(ネイサン ルセル)は、映像が2018年コルラ市の西列車駅で撮影されたことを確認した。 映像では、収容者が手錠をかけられ、黒い布で目隠された状態で列車から降り、どこかに移送されている。 以上の情報から、拘束者はカシュガルの収容所から移送されて来た、新しく拘束された人であると考えられる。この映像は中国政府が収容所を隠せないこと、非人道的な虐待をしていることの証明とともに、莫大な人数のウイグル人およびその他のイスラム教徒を拘束することで、刑務所や収容所が満員になり、他の地区に移送していることを示している。

新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)における中国の抑圧の報告は「100%真実」:ヨルダンのジャーナリスト

情報源: https://www.rfa.org/english/news/uyghur/reports-09122019172439.html 翻訳:Ilik チェック:Yasin 中国北西部の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)を旅行したヨルダンのジャーナリストは、国際メディアによって発表されているウイグル人をターゲットにした、北京の弾圧政策に関する報告は「100%真実」であると語った。 Nihad Jariri(ニハド ジャリリ)は7月に3週間、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)を訪問して、この地域の生活について「より現実的な視点」を得た。当局は、2017年4月以来、「過激な考えがある」、「政治的に間違っている」という理由で、150万人以上にのぼる莫大な人数のウイグル人およびその他のイスラム教徒を、強制収容所に拘束している。 フリーランスの記者は、支配者である中国共産党に忠誠を誓うウイグル人と役員が組織する政府主催のイベント以外、住民と話すことを妨げられることから、これを避けるために、彼女は観光ビザで旅行した。 北京は当初は強制収容所の存在を否定したが、今年から方針を変え、この施設がウイグル人に職業訓練を提供し、過激化を阻止し、テロから国を守る「寄宿学校」であると説明し始めた。 中国は最近、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の収容キャンプを見学させるために、2つの訪問ツアーを開催した。1つは外国人ジャーナリストの小グループ、もう1つはロシア、インドネシア、カザフスタン、タイなど非西洋諸国の外交官のグループであり、ツアー中、中国政府の当局者は、虐待や施設の劣悪な状態にあるとする報道は「真っ赤な嘘」と主張した。 しかし、ラジオ・フリー・アジア(RFA)のウイグル語の番組や、その他のメディアによる報道では、強制収容所内の人々は意志に反して拘束され、政治的教化の対象となり、監督者の手で日常的に暴力的な扱いを受け、しばしば過密な施設で貧しい食生活と不衛生な環境に置かれていることが指摘されている。 新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の首都ウルムチに到着したジャリリは、この強制収容所やその他の虐待に関する報告を否定するような体験をしたため、最初の24時間は「衝撃的」だったと語った。 「私の周りの人々の話や、ニュースで読んだものすべてが、完全に真実ではないと思った… このには別の物語があるのかもしれない。」と彼女は語った。 「観光客や初めての訪問者にとって、この問題は最も危険なことである... 生活はとても正常で幸せそうであり、通りはとても広くてきれいで、人々はいつも身なりが良く、それはとても爽やかだった。」 しかし、ジャリリがモスクを訪れて祈りたいと人に尋ねたときに、彼女のその印象はすぐに変わった。 「その時、私は人々が耐えなければならない苦々しさや、演技、苦しさを見ることができた。彼らは沈黙して苦しむ。」と彼女は語った。 ジャリリによれば、彼女がモスクについて尋ねたウイグル人は「緊張していた」、モスクは修理のために閉鎖されているか、一度に数分しか開かれず、入る時間も祈る時間もなかった。 彼女が訪問できそうなモスクを見つけたとき、彼女が通過できるかどうかの確認のため、顔のスキャンと身分証明書の提出、入口の前のチェックポイントの通過を要求された。 「お祈りのエリアは封鎖されていた… 私が祈ることができるかどうか、私の友人が警備員に尋ねとき、その警備員は非常に緊張していた。」と語った彼女は、結局お祈りすることは許されなかった。...

米国上院のウイグル人権政策法案の通過にウイグル人は興奮した

情報源:http://uighurtimes.com/index.php/uighurs-thrilled-at-the-us-senates-passage-of-uyghur-human-rights-policy-act/ ウイグルタイムズ 9月12日投稿 翻訳:Boran チェック: Yasin 数日前、2019年9月11日に、米国上院はマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員とボブ・メネンデス(Bob Menendez)上院議員によって提出された超党派法案である「2019年のウイグル人権政策法」が可決された。上院議員は、新疆ウイグル自治区(別名東トルキスタン)における、トルコ系イスラム教徒に対する重大な人権侵害を非難し、中国の内外でこれらの少数民族に対する恣意的な拘禁、拷問、嫌がらせの終了を求める法案を提出した。   法案の可決に拍手を送り、マルコ・ルビオ上院議員は次のように述べた。「100万人以上のウイグル人の『政治的再教育』収容所への収容を含む、中国政府と共産党による、新疆における組織的かつ悪質な人権侵害および人道に対する犯罪に対し、米国が、中国に責任を負わせることは、長い間延期されました。」彼はまた、下院がこの法案を速やかに可決し、大統領の机に送るよう促した。 「今日、上院がこの重要な法案を可決するために行動を起こしたことを嬉しく思います」とメネンデス上院議員は述べた。「この法律は、何百万人ものウイグル人イスラム教徒が不当に投獄され、大量の人が監視状態に置かれ、独裁政権によって強制労働収容所に入れられていることに対し、議会が目をつぶらないことを明らかにしています。トランプ政権は新疆の悲劇的な状況を優先するのはふさわしくないと考えていますが、議会が中国政府と共産党の責任ある高官を、人権の重大な違反と人道に対する罪の責任を負わせるために、必要な措置を講じていることを見られてうれしいです。」 世界中のウイグル人は、米国上院によるウイグル人権政策法案の通過を歓迎した。ワシントンD.C.に本拠を置くウイグル人活動家・学者であるTahir Imin氏は、上院議員とアメリカ国民に感謝のツイートをした。   この法案は主に、300万人以上のウイグル人やその他のイスラム教徒に対する、大規模な抑留を含む中国政府の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)における恐ろしい人権侵害及び、米国市民・永住者(LPR)(ウイグル人を含む)やアメリカの国土に対する、北京の脅迫や嫌がらせに対処するためのものである。   この法案はまた、この問題に対し、米国に高い関心度を求めると共に、グローバルマグニツキーや関連する制裁の適用、フランク・R・ウルフ国際宗教自由法の完全な実施、商務省の輸出規制、エンドユーザーの制限及び、米国市民・永住者が説明責任を求めて、行方不明または拘束された家族に関する情報を提供できる、自発的なデータベースの確立等を促している。   参考: https://www.rubio.senate.gov/public/index.cfm/press-releases?id=15D25438-2A33-42C6-BAA7-419A805F40C2 https://www.rubio.senate.gov/public/_cache/files/99fabecb-6144-4736-b144-c909da49e292/230FC485E5EAF3EB3242A5F64B4A2479.dav19069.pdf...

アルバニア人教授兼ジャーナリスト:ウイグル 「再教育センター」を訪問後にショック

出自:https://stimme-de.de/2019/08/26/3944/ 翻訳:Iletmish チェック:Yasin アルバニア人の教授兼ジャーナリストのOlsi Jazexhi氏は、中国当局に許可されウイグルを訪問した後に、こう述べている。そこの施設は集中キャンプと呼ばざるを得ない。詳細は以下のとおり。   中国の友人の皆様、申し訳ございません。私をゲストとして迎えて頂き、今回は御馳走様でした。しかし、そこの施設は集中キャンプと呼ばなければなりません。現場に行って自分の目で確かめるまでは、ウイグル人に関するニュースはいずれも捏造だと信じてきました。しかし自分で確認すると、その様子に驚きはてて、倒れそうになりました。 私は事実を自分の目で確かめて、欧米のメディアのウイグル人弾圧に関するニュースは捏造であることを暴きたいという気持ちで、ウイグルに向かいました。ところが、いわゆる職業訓練センターを訪れたとき、目撃したのはウイグル人に対する、驚くほど大規模な犯罪でした。 漢人が実権を持つウイグル自治区当局が行っているのは、ウイグル人とイスラームに対し、宣戦したことと同じです。私が訪れた何か所かのモスクは、恐怖に溢れた雰囲気でした。トルコ人の同僚と、カシュガルのバザールで何人かのウイグル人と話していたところを、同行の漢人に見られました。漢人が寄って来たら、そのウイグル人たちはすぐ逃げてしまいました。連れて行かれたモスクはがら空きで、集団礼拝は他の信者さんを呼んできて一緒に祈るよう頼むしかありませんでした。 アクスにある職業訓練センターにいる若者たちは、一、二年ぐらい拘束されたと言います。拘束された理由は、政府の許可なしにクルアーンを読んだこと、一日に五回祈ったこと、インターネットで宗教関連の情報を調べたことなどでした。センターの関係者は「この人たちは過激思想に染まった人、テロリスト」だと紹介しました。 今回同行のインド人はヒンドゥー教徒で、私と同様、驚いたと言います。確かにインドのイスラーム教徒とヒンドゥー教徒の仲は良くないのですが、中国のように大規模な差別は見たことが無いそうです。これらの「職業訓練センター」は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説『1984』で描かれていたものそのものです。21世紀に、このような政府があることが信じられません。北朝鮮もここまでやっていません。この時から、私は中国と決別しました。 トルコ、インド、アフガニスタン、バングラデッシュからの同行者も、みんな驚いていました。中国人の同行者は私に感想を聞きました。「これは酷い。ウイグル人を集団で侮辱しています。これは実際には、中国自身を傷つけているのです!ユーゴスラビア連邦共和国のスロボダン・ミロシェヴィッチのやり方と同じだ。」と私は答えました。 そこに拘束された人は、まず自分の「罪」、「クルアーンを読んだ」、「礼拝した」と認め、改心を強いられます。ウイグル人で、アッラーを信仰し、礼拝していれば、まずそういう「罪」認めなければなりません。そして「トレーニング」つまり洗脳を受けなければなりません。 彼らは刑務所に行くか、そうでなければ中国当局に洗脳されマルクス主義を信じる馬鹿になるかの、どちらかを選択しなければならなりません。センターに拘束された一人は「私はアッラーのことなど信じない、マルクス主義を信じる」と言います。マルクスの著作を読んだことがあるかと聞いたら、「無い」との答えでした。アクス市にある集中キャンプの状況はより深刻です。砂漠に建てられたこの施設は、「許されざる」テロリストのためであり、ほとんどは若い人でした。 今のウイグル人の境遇は、ミロシェヴィッチ政権のユーゴスラビア連邦共和国と同じだと考えられます。ウイグル人は中国による支配に反対していることも知っています。中国はウイグル人に「飴と鞭」政策を用いており、民族アイデンティティとイスラーム信仰を放棄すれば、良い生活ができます。そうでなければ、集中キャンプに収容されます。 ある当局者は私たちに、「このような集中キャンプはウイグル全土で68か所ある」と教えてくれました。アクス市にあるそのキャンプは、状況がまだましであると考えられ、私たちの訪問の対象として選ばれたのでしょう。つまり、他のキャンプの状況は、どれだけ深刻か推して知るべしです。 多くの(海外にいる)ウイグル人は私に連絡し、家族の行方を尋ねるよう頼んできました。申し訳ございませんが、それは、私には出来ませんでした。私たちの訪問は事前に手配されたものなので、自由に行動することは出来ませんでした。カシュガルで取材を受けてくれた人は、事前に用意され、何を言うのかまで決められてから、取材を受けさせたと思われます。現地の人は、みんな私たちを避けて、会話をしないようにしていることからも、その人達の恐怖がどれほどのものか、容易く想像できます。 訪問の最終日の前日、中国の当局者は怒り出しました。 李という当局者は脅しの口調で、私の同僚に言っていました。「国に戻ってから、ネガティブな記事は書かないほうが良いです。そういうものは認めません。」同僚は了解し、私は断りました。そもそも私は「ウイグル人に関するニュースは、いずれも欧米メディアによる捏造」ということを証明するために、中国の味方をするために来ました。しかしここで起きていることに、とても驚きました。あなたたちは悪の道を、ここまで走り続けていることが不思議です。 当局者は「こちらから無料のトレーニングと食事の提供をしているのだから、ありがたいことではないか。」と反発しました。収容された人数については「中にいる人は、言われているような100万ではない。精々50万人程度ではないか。」とも述べました。平気で50万人という人数を口にしたその人に、私は言葉を失いました。...