Month: January 2020

武漢コロナウイルスは、中国政府が100万人以上のウイグル人を投獄している強制収容所がある新疆 (東トルキスタン)を襲った。その不潔な収容所で囚人は無防備な犠牲者になる。

情報源:https://www.insider.com/wuhan-coronavirus-xinjiang-uighur-squalid-detention-camps-2020-1?fbclid=IwAR3oJPLWQEMD52yiq1ybcFzBJIuKG2PukSj8J-SwgP97B8oOJRz--aaKmWE 翻訳:Ilik チェック:Yasin ラジオ・フリー・アジア(RFA)は、中国中央電視台(CCTV)の報告を引用し、1/23 (木) 現地時間午後6時に、47歳の男性Liと52歳の男性Guが感染したと報じた。 「当局は、この2人は最初の症例があった湖北省の武漢を訪れたと報告した」とRFAは述べた。 ウォール・ストリート・ジャーナルも保健機関の報告を引用し、新疆(東トルキスタン)でも発生したことを報じた。 この感染の拡大は非常に危険である。もしもウイルスが新疆(東トルキスタン)に広がった場合、強制収容所に拘束されている推定100万人のウイグル人が、非常に感染しやすい環境におかれる可能性がある。 ウイグル人はこの地域を東トルキスタンと呼ぶ。 元収容者の証言によると、強制収容所は不潔で、インフラが貧弱であり、囚人が満員になっていることから、病気や感染症の理想的な繁殖地といえる。 昨年の東トルキスタン国民覚醒運動活動家グループ(ETNAM)による調査で、このような強制収容所は地域全体に少なくとも465件ある。 プラスチック製のバケツをトイレとして使い、小さな部屋で順番に寝なければならない 新疆(東トルキスタン)北部のカラマイの強制収容所の元収容者であるOmir(オミル)は2018年に、他の45人と部屋を共有し、スペースがあまりないため交代で寝なければならなかったとBBCに語った。 2018年3月に強制収容所から脱出した元講師Sayragul Sauytbay (サイラグル サウトバイ)は、ハアレツ新聞に「食べ物はひどく、十分な睡眠時間がなく、衛生状態が悪い」と語った。 「16平方メートルの部屋には20人がいた」と彼女は付け加えた。「各部屋にはトイレ用のプラスチック製のバケツがあり、すべての囚人はトイレを使用するために1日に2分の時間が与えられ、バケツは1日1回だけ中身が捨てられた。」 「大災害」が迫る 世界ウイグル会議総裁のDolkun...

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _1月分前半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 令和2年1月20日投稿 1月前半は日本メディアによって、米議会委員会のウイグル人弾圧を巡る対中制裁の提言や、HRW代表が人権報告「中国は過去数十年で最悪な圧政」と批判等、ウイグルと中国に関するニュースが多く報告された。詳細は以下の通りである。 月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 中国政府は外国企業を「弾圧」に利用か ユニクロや無印良品も? Forbes Japan:ジャーナリストや人権団体はかなり以前から、収容施設から解放された人たちの証言や政府の調達関連の文書などに基づき、施設の存在を指摘してきた。施設が急速に拡張されていることを示す衛星画像も確認されている。 研究者や外国政府などによれば、これらの施設には過去2年の間に、ウイグル人、カザフ人、キルギス人、回族などの少数民族およそ150万人が収容された。解放された人たちの話では、収容所では拷問や虐待が横行し、それぞれの母語の使用や伝統に従った行動を取ることが禁止されたりしている。 さらに、収容者は施設から解放されても、月給わずか100ドル(約1万1000円)ほどでの労働を強いられ、監視され、“洗脳”される。家族の元に戻ることも許されないという。 そうしたなかで今年5月、中国政府の同化政策や強制労働にアディダスやH&M、クラフト・ハインツ、コカ・コーラなどの外国企業が巻き込まれていたことが明らかにされた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、各社はこれを受け、自社のサプライチェーンについて調査を行い、特定のサプライヤーからの調達を一時停止するなどしている。 ユニクロや無印良品なども批判を受けている。その理由は…詳細はリンクへ。 リンク:https://forbesjapan.com/articles/detail/31574/1/1/1          2020年1月1日 香港で元日恒例のデモ行進...

新疆主席のドイツで定住している妹は世界ウイグル会議の会長に脅した

情報源:https://berlinerbericht.de/2020/01/14/8249/?fbclid=IwAR3JaQdRrcyokh8le_--PoyyMC6v43UH8_8CvzE3ybYqOvEhOqJ9b3Bz8c4 https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/shohret-zakir-01132020153331.html 翻訳:Ilik チェック:Yasin 1月13日(月)、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の主席Shohrat Zakir(ショフラト・ザキル)のドイツに定住している妹Mixeriban(ミヘリバン)と夫Wupuer(ウプル)は、世界ウイグル会議の会長Dolkun Isa (ドルクン・エイサ)に暴言を浴びせ、暴力を振るおうとした。また彼のショフラト・ザキルに対する非難や、これまでに行ったすべての活動をやめなければ、ウイグルの刑務所と強制収容所にいる親戚や友人がひどい目に遭うと脅した。ドルクン氏は、ドイツの裁判所にこの襲撃者を提訴した。 Berliner Berichtによると、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の主席Shohrat Zakir(ショフラト・ザキル)の兄1人が米国、妹2人がドイツに定住し、その1人は政治亡命申請後に定住したことを明らかにした。 ミヘリバン氏の政治亡命申請については現在審査中である。 ショフラト氏の20人近くの親類が海外に住んでおり、一部は政治亡命を申請したと報告されている。 昨年12月9日に国務院情報局が開催した記者会見で、ニューヨーク・タイムズなどのメディアが新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の高圧的な政策に関する403ページの文書を公開したことで、国際社会が中国政府を非難した後、 ショフラト氏は、新疆再教育強制収容所のすべての学生が卒業したと述べた。この発表に対し海外の多くのウイグル人は、家族と会っていないという個人的な経験に基づいて、中国政府とショフラト氏が嘘をついていると非難した。  

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _12月分後半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 1月13日投稿 12月後半は日本メディアによって、エジル選手のウイグル弾圧批判、 服役中のウイグル人学者に欧州議会人権賞受賞(サハロフ賞、娘が代理受賞)等、ウイグルと中国に関するニュースが多く報告された。詳細は以下の通りである。 月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 中国、AI監視技術を輸出 人権懸念国など60カ国超 抑圧利用恐れも、米調査 日本経済新聞:中国企業がウイグル族に対して使っている顔認証など人工知能(AI)を駆使した監視技術を60カ国以上に輸出していることが米シンクタンクなどの調査で15日までに分かった。南米やアフリカの人権侵害が指摘されてきた国も含まれる。国民のデジタル監視を強める中国政府が、巨大経済圏構想「一帯一路」の沿線国へ通信インフラの輸出を進める中、人権抑圧に技術が悪用される恐れがあるとしている。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53393500W9A211C1000000/          2019年12月16日 メスト・エジル(Mesut Özil)選手、 数千万のフォロワーのある個人SNSでウイグル人(東トルキスタン)弾圧への沈黙を批判 ウイグルタイムズ:メスト・エジル(Mesut Özil、31歳)、ドイツ出身のサッカー選手、元ドイツ代表。ドイツのブレーメンFCからスペインのレアル・マドリードFCを経て、現在、英イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCで活躍中。12月13日、メスト・エジル氏がそれぞれ2千百万、2千5百万及び3千万のフォロワーがある自身のインスタグラム、ツイッター及びフェイスブックで、ウイグル(東トルキスタン)で起きている恐ろしい人権弾圧についてメッセージを投稿し、中国によるイスラム教徒への迫害に対し、イスラム圏の国々の沈黙を非難した。詳細はリンクへ。 リンク:...

新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。 旧年中は、ウイグルタイムズに多大なご支援を頂き、誠にありがとうございました。 ウイグルタイムズは、ウイグルに関するニュースサイトとして、ウイグルの政治、経済、文化、及び教育に関する記事を提供しております。 今年も、より多くのニュースの提供に努めて参りますので、 より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。 令和二年 元旦 ウイグルタイムズ