Year: 2020

中国政府はウイグルで数百人のイマームを拘束し、 ウイグル人の宗教生活が消えた

情報源:https://www.rfa.org/english/news/uyghur/imams-11202020153337.html 亡命中のウイグル人言語学者によると、中国政府は、数百人のイスラム教徒のイマームを拘束し、葬儀を指導する人がいないため、ウイグル人が「死ぬことを恐れている」ようになっている。 International Cities of Refuge Network(ICORN)のノルウェーを拠点でのメンバーであるAbduweli Ayup(アブドウエリ アユップ)は、ウイグル人へのインタビューで、最大180万人のウイグル人が強制収容所で、その中少なくとも613人のイマームが収容されていることが明らかになったと述べた。 ウイグル人始めイスラム教徒は、2017年の初めから強制収容所に拘留されている。 「私達は2018年の5月頃にこの捜査を開始した…そして、インタビューが11月に終了した後、最もターゲットにされた人は宗教上の人物であることが明らかになった」と、ワシントンを拠点とするウイグル人権プロジェクト(UHRP)が主催した「イマームはどこにいるのか?」と題されたインターネット会議でアユップは述べた。 「当時、拘留されたイマームは約300人がリストされていたが、その後も数値が更新し続け、最後の更新である6月までに613のイマームがリストされた。」 ウイグル語教育の推進を通じて社会的および文化的権利のために戦った後、2013年から2014年に投獄されている間に数ヶ月の拘禁と拷問に苦しんだアユップは、イマームの逮捕が覆されたと述べた少なくとも16人の元被拘禁者にもインタビューしたと述べた。 「彼らは、イマーム達が逮捕された後、ウイグル人は葬式を指導するイマームがいないために死ぬことを恐れるようになった」と彼は述べた。 オランダに住む元拘留者の一人は、ウルムチでは、「人々は登録し、誰かが死んだら順番が来るまで待たなければならない」と語った 別の元拘留者(スウェーデンを拠点とする学者)は2018年にウイグルを訪れ、いつでも権利侵害に直面しているにもかかわらず、「今ではウイグル人は生きることを恐れていない」とアユップに語った。 「彼らはモスクが取り壊され、イマームが逮捕され、式典を行うために葬式を行う可能性がないため、死ぬことを恐れている。それは非常に悲劇的である」と彼は言った。 女性の宗教指導者 ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)の民族音楽学教授であるRachel Harris(レイチェル・ハリス)氏は、ウイグル社会で標的にされている宗教的人物は男性であるイマームだけではないと述べた。 また、イスラム教徒のコミュニティには女性の公式に認められた宗教的カテゴリーはあないが、彼女は女性の宗教指導者は「ウイグル社会において非常に重要である」と述べた。...

ユスフジャン:元中国のスパイがイスタンブールで銃撃され重症

ウイグルタイムズ 11月2日(月)、過去に強制的にスパイ活動をさせられていたウイグル人男性が、イスタンブールで銃撃を受け重傷を負った。 月曜日の夜、ユスフジャン・アイマイティジャン(Yusupjan amatjan)は、イスタンブールのアヴシラー地区の友人を訪ね、帰宅しているところ、見知らぬ人物により背後から銃撃を受け、腕と肩を負傷した。 ユスフジャンは病院に運ばれ、危険な状態にあった。トルコの警察は現在、事件を調査している。 中国政府は、ユスフジャンを中国のスパイとして、アフガニスタン、パキスタン、トルコでのウイグル人コミュニティに送った。 2019年1月に、ユスフジャンは中国の警察に抵抗することを決意し、東トルキスタンのウイグル人に対する中国の残虐行為をアルジャジーラのドキュメンタリーで証言した。 ユスフジャンによれば、彼は2016年にパキスタンに派遣されてから、2018年後半に中国から逃亡して中国政府への抵抗を決意するまで、トルコ、アフガニスタン、パキスタンのウイグル人の情報を伝えるよう脅迫されていた。 ユスフジャンは、中国に抵抗した数少ない中国のスパイの一人として、海外のウイグル人から大いに称賛された。 ユスフジャンの母親、妻、5歳の娘は、人質として彼の脅迫に利用されていた。 彼はトルコのアンカラにある国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に亡命を申請した。 ユスフジャンは2019年1月にアルジャジーラTVで証言した 火曜日の夜に入院中の彼の元を訪ねた記者によると、ユスフジャンは現在は意識はあるものの、手術とさらなる治療が待っているということである。

新しいコロナウイルス感染者が出た後ウルムチは再び封鎖された

情報源:https://uighurtimes.com/index.php/urumqi-in-lockdown-again-after-new-coronavirus-case/ 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 中国の国営メディア環球時報によれば、「ウルムチは7/15(水)の真夜中から7/17(土)の正午までに、COVID-19の患者17人、無症状の感染者23人が報告された。 現在の集団感染は集まりに参加した人たちに急速に広がっているということで、確認されたすべての症状は軽度から中程度であり、医師の観察下にあるため、地元の保健当局は住民に対しパニックにならないようアドバイスしている。 ドイツ国営放送のドイチェ・ヴェレは、7/20(月)にウルムチ市が完全に戦時体制下にあると報告した。 最初に感染者が確認されて以降、コミュニティは閉鎖され、地下鉄1号線は運休し、フライト数も減少した。 インターネット上で一部の人々は、都市の閉鎖の基準の例を基にして、中国のすべての主要都市が必然的に「閉鎖に向かう」のではないかと話題にしていた。 ChinaNews.comはウェイボー(Weibo)で、ウルムチ地下鉄の地下鉄1号線は、7/16(木)から次の通知があるまで運行を停止すると発表した。 ウイグルタイムズが現地から入手した情報によると、新たに感染者が確認されたことにより、ウルムチは人がいないゴーストシティになった。VPNを使用してウイグルタイムズに証言したウイグル人女性は「以前よりも深刻であるように見えます。これまでにそのような重大な対策を見たことはありません」と語った。 中国政府は新たなウイルス感染者の民族名を発表していないが、私たちの情報提供者は「感染者はウイグル人です」と話した。 350万人が居住する首都ウルムチは、市内全体で核酸検査を加速し、地元のすべての病院に検査機能を配備するよう求めていると、7/18(土)に報告された。 ヤシン(Yaxin)ネットワークは7/20(月)に、地域の党書記陳全国(Chen Chuan guo)と彼の首席補佐官であるショハラト・ザキル(Shohrat Zakir)が、タングリタグ(天山)区人民路のウイグル住民を訪問し、幹部とすべての民族グループの従業員に哀悼の意を表明したと報告した。 国家保健委員会はウルムチでの核酸検査の実施を支援するために、10の省と自治体からの200人以上のメンバーを含む10の医療チームを派遣したとも述べた。当局は、市内のグループで無料の検査が実施されたと発表した。 メディアの報道によると、1つの地元の病院が1日あたり8,000人以上の住民に対して核酸検査を実施している。 地方当局は7/18(土)午後の記者会見で発表したCOVID-19再流行との戦いで、すべての地元の住宅コミュニティが「封鎖された管理」下に置かれ、ウルムチは「戦時モード」に入ったと宣言した。 地方当局によると、ウルムチは緊急対応計画を立ち上げ、流行防止のために15の特別グループを設立した。...

インタビュー:「父に強制的に電話をかけさせることで、彼らは私に沈黙するよう警告している」

情報源:https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/jewlan-shirmemet-06012020131932.html https://www.rfa.org/english/news/uyghur/coerced-06082020172854.html 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 2008年からトルコ最大の都市イスタンブールに住んでいるウイグル人、Jewlan Shirmemet (ジュエラン シルメメット)は、彼の母親のSuriye Tursun (スリエ トゥルサン)が中国の新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)で強制収容されていることについて釈放を求めるキャンペーンを発信し始める半年前まで、政治について沈黙を守っていた。2019年の終わりに、彼の母親は懲役5年の刑を宣告され、父親のShirmemet Hudayar (シルメメット フダヤル)と弟のIrpan Shirmemet (イルパン シルメメット)が、2017年4月以降、最大180万人のウイグル人およびその他のイスラム教徒が収容されている強制収容所に収容されたことを知った。 ジュエラン氏はキャンペーンを開始した後、2月にトルコの中国大使館の職員に、詳細は伏せられたまま母親のスリエ氏が「テロリストを支援した」という容疑で投獄されたことを確認した。また、2017年に父親と弟が強制収容されたが、その後釈放されたことを知らされた。 コルガス郡商務局の30年のベテラン職員であるスリエ氏は、優秀な従業員として定期的に表彰されてきたが、2015年にトルコの息子に会うための海外への一度の旅行が「過激主義」とみなされ、ウイグル人旅行者のブラックリストに登録された。ジュエラン氏は母親の無罪を主張し、テロではなくウイグル人のアイデンティティが、当局にとっての最大の脅威という認識の現れであると主張している。 6月1日(月)にジュエラン氏は、3年間会話もできなかったイリカザフ自治県コルガス郡に住む父から電話を受けた。通話中、父親は彼の活動を非難し、母親の釈放のキャンペーンを中止するように言った。その後も、彼は叔父と弟から同様の電話を受けた。ジュエラン氏は当局が父親に強制的に電話をかけさせたのではないか、そして母親が刑務所から釈放されるまで動揺せずにキャンペーンを続けられるかについてRFAのウイグル部にこう話した。...

米下院議長、ウイグル人弁護士ヌリー トゥルケルを国際宗教自由委員に任命

情報源:https://www.rfa.org/uyghur/xewerler/nuriy-turkel-05262020174441.html https://www.rfa.org/english/news/uyghur/uscirf-05262020130709.html 翻訳:Ilik チェック:Yasin 米国下院の民主党指導者ナンシーペロシ(Nancy Pelosi)氏は、ワシントンを拠点とするウイグル人弁護士、ヌリー トゥルケル(Nury Turkel)氏を米国国際宗教自由委員(USCIRF)に任命した。 5/22(金)の議会の記録によると、トゥルケル氏はチベット系アメリカ人のテンジンドルジェ(Tenzin Dorjee) 博士の後任として、2022年5月14日まで超党派機関の委員として務め、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)でのウイグル人に対する人権侵害について中国の責任を追及する。 5/26(火)、トゥルケル氏はRFAのウイグル部に「中国で抑圧された民族グループのメンバーとして、ナンシーペロシ議長から米国の国際宗教自由委員会の委員に任命されたことを喜んだいます」と語った。 「私は、世界中の信教の自由を促進し保護するためのUSCIRFの重要な活動に貢献する機会に深く感謝しています。」 任命は、2020年ウイグル人権政策法の投票が水曜日に下院で予定されているときに合わせられ、この法案は、180万人ものウイグル人や他のイスラム教徒を収容する収容所の本拠地である新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)での恣意的な投獄、強制労働およびその他の虐待の責任を負う中国政府高官への制裁を求めるものである。 5月中旬に上院で全会一致で可決された米国の法案は、3年前からの強制収容所について中国共産党を非難し制裁を適用するために、米国政府機関による地域の状況の定期的な監視を要求する。 トゥルケル氏が2003年に共同設立し、その議長を務めるワシントンを拠点とするウイグル人権プロジェクト(UHRP)は、火曜日の声明でペロシ氏による指名を歓迎し、USCIRFを「宗教の自由を守るための世界的な戦いを主導する声」であると述べた。 UHRPの事務局長オメル カナット(Omer Kanat)氏は「ナンシーペロシ議長がウイグル系アメリカ人をUSCIRFに任命することに重要なメッセージが込められている。トゥルケル氏の委員としての活動は、ウイグル系アメリカ人の民主的価値観とすべての人に対する信仰の自由を心から望んでいることの象徴となるでしょう」と語った。 「トゥルケル氏は私たちの故郷、東トルキスタンでウイグル人に対する大虐殺を終わらせるための世界的な行動を求める優れた声でした」と付け加えた。 超党派のパネル  USCIRFは9人の委員で構成される独立した機関であり、宗教の自由に対する違反を国際的にレビューし、ホワイトハウス、国務省、議会に政策提言を行っている。 USCIRFの委員は、アメリカ合衆国大統領と下院と上院の両方の政党の指導者によって任命される。...

ウイグル人権法2020は米国議会で絶対的な成功を収めた

ウイグルタイムズ  2020-5-27 5月27日、米国下院のマルコルビオ議員などの議員の要請により制定された2020年のウイグル人権法第3744号は、圧倒的に成功した。 総投票数は431票で、413票賛成対1票反対で可決された。このうち共和党は180票、民主党は231票、18票は棄権した。 ウイグル人権法は、米国上院で今年の5月14日、全会一致で可決された。次はトランプ大統領のサインが入れば米国の法律になる。 世界中のウイグル人に祝福する!

中国当局はホータンでウイグル人の子供たちを両親から強制的に引き離した

情報源:https://uighurtimes.com/index.php/chinese-authorities-forcefully-separating-uighur-children-from-their-parents-in-hotan-prefecture/ 翻訳:Ilik チェック:Yasin ウイグルタイムズが2020年4月22日に中国のソーシャルメディアであるTikTokとWechatから取得した情報によると、ホータンで強制寄宿制の幼稚園が導入されているということである。 TikTokのビデオクリップで、少女が服や家庭用品を準備し、涙を流しながら家を出ていく様子が映された。ビデオのコメントでは、彼女の6歳の妹が家を離れ、幼稚園に住むと書かれていた ビデオにつけられたコメントでは、「この強制システムは主に農村で実施されており、子供たちが週に一度だけ家に帰ることが許可されている」と書かれていた。 多くのコメントで、自分のことを自分ですることができない子供たちが家を離れることに非常にショックを受けていると書かれていた。 TikTokでビデオクリップが公開された後、いくつかのWechatグループチャットでもビデオが共有された。これによると、家族は毎週月曜日の朝に子供を幼稚園に連れて行き、土曜日の夜に家に連れ帰るよう求められている。 ある母親は、幼稚園の上級クラスに年長の子供とジュニアクラスに年少の子供がいること、そして子供たちはまだ小さい、彼らが排便/排尿した後の管理ができないという会話があったことも明らかにされた。教師は、服、紙、タオルを持参するように母親に求めているということである。 ホータンのカラカシュ県出身の母親は悲しみと無力感を語り、小さな子供がこれまで家を出たことがないこと、また、彼女がとても心を痛めていることを明らかにした。 チャットでは、子供たちが幼稚園に行かなかった場合、親は当局から絶え間なく詰問されるという、このシステムが強制的な性質であることも示された。 さらに、子供たちは4歳から5歳で漢民族の教師から授業を受け、毎日ラーメンと米しか食べられないため、食事にも飽きている。子供たちは教室のテーブルで昼寝をすることもある。以前東トルキスタン(新疆)の高校や中学校でも実施されてきたこのようなシステムは現在、幼稚園児にも導入されていることが明らかになってきた。 児童の権利に関する国際連合条約の第9条は、司法審査の対象となる管轄当局が次のように決定した場合を除き、州および当事者が自分の意志に反して子供を両親から引き離してはならないことを明確にしている。これに該当する法律と手続きは、子供の権利のために必要な分離措置であり、親による児童虐待や育児放棄を伴う場合や、親が別居していて子どもの居住地について決定を下さなければならない場合など、特定の場合に必要になることがある。 ハーバード大学の子供発達センターのセンター長であるJack Shonkoff(ジャック ショーンコフ)によると、子供を母親から引き離すことは、子供たちにとって非常に有害である。 これは、単に人道的観点からだけではなく、科学的な観点からもいえることである。子どもたちは両親から離れると常にプレッシャーと不安の中で生き、恐怖に関連する脳の領域が発達し始めるのに対して、学習と記憶に関連する脳の領域は発達を停止する。 シェーンコフ教授は「悪化すると、うつ病や冠状動脈性心臓病につながる可能性さえある」と述べた。 ソーシャルメディアのコメントでは、多くの親が無力感を感じ、現在の強制システムに強い不満や、子供たちの健康と福祉を非常に心配していることが書かれている。

ウイグル人の行方不明の母親への手紙

アブドゥルハキム・イドリス 翻訳:清水 政明 情報源:https://bitterwinter.org/a-uyghur-mans-letter-to-his-lost-mother/?fbclid=IwAR0tV7HR6TLgeFT_lKGhe420gp5soGfdVgN8JAgfsVwna1UqhLEXz85lL-Y アブドゥルハキム・イドリスは人権活動家であり、ウイグル人の権利の主張者であるルーシャン・アッバスの夫です。彼は母親がどこにいるかを知りません。 アブドゥルハキム・イドリスによる記事 (写真は、イドリスさんの母親ヘビベハン・ハジムさん) 愛する母よ、 最後にあなたの声を聞いたのは2017年4月25日でした。 それから今日で1095日です。前回の電話での会話から3年。もう電話して来ないようにと言われた時のあなたの震える声を今でも覚えています。 2001年にドイツで会ったとき、あなたは何度も私に言いました。「息子よ、私たちはありとあらゆる物事を見てきました、そして私たちは歳を取ってゆきます。私たちが恐れるのは神だけです。あなたは自分で選んだ道を行くべきです。」よく分かっています、母よ。私はあなたの勇気を知っています。あの日、あのようにあなたが恐怖していたのは、いったい何が起こったからなのでしょうか?母親に自分の息子に電話しないように言わせたものは何なのでしょうか? 私は2010年にアメリカに到着して以来、毎日あなたに電話をかけました。私は1982年に家を出ましたが、まだ若かったので、理解できないことがたくさんありました。ホータンの秘密の地下宗教学校に通っていた時、私は、あなたの家事を手伝ったり、若い大人として家族への責任を果たしたりすることができませんでした。 私が1986年に留学するために家を出た時、あなたは私に、あなたの貯金すべてを与えてくれました。愛する母よ、あなたには知らせていませんでしたが、1989年、巡礼中のアラファの祭日に、私は、卒業後の次のステップについて、留学している他のウイグル人学生と話し合ったのです。私たちは祖国のために自分たちが何をできるかについて、答を求めていました。何が最も有益なのでしょうか?それで、西洋の民主主義国に移住することを決断しました。私はあなたの許可なく、1990年9月9日に友達とドイツに来て、そこに定住しました。「故郷に尽くすために、故郷を離れる」という、最初の実践的な一歩を踏み出しました。私は物理的にはあなたから離れて行きつつありましたが、母よ、精神的に私はあなたにとても近かったのです。 私は、あなたが電話しないでほしいと言った日のつらい記憶とまだ一緒に生きています。守るべき私の兄弟姉妹との連絡が途絶えてから既に1年以上が経過していましたが、さらに、あなたとの連絡も途絶えてしまいました。あなたが電話を切った後、私が立ちつくしていたことを、今でも覚えています。頭が垂れ下がり、涙があふれ出てきました。私は不思議な悲しみに包まれていました。私の心は永久の別れの悲しみに占領されていました。 私は既に、弾圧が続いた結果として、兄(弟)のアブドゥレヒムが歓迎できない漢民族の家族によって奴隷扱いされていることを知っていました。彼らは政府の「二重親族」政策の下で「親族」として強制的に他人の家に送り込まれてきた露骨な詐欺師でした。(訳者注:中国政府は、ウイグル人家庭に、赤の他人の中国人を送り込み、「家族」として一緒に暮らすよう強制しています。)私はかつてあなたに尋ねました。「恥知らずなお客はまだいるのですか?」あなたは深くため息をついて何も言いませんでした。 私たちの祖国が1949年に共産党政権によって占領されて以来、中国政府は常に私たちの家族の威信と誇りを打ち壊そうとしてきました。彼らは私の祖父の馬と財産を没収し、私たちの素晴らしい中庭をつぶし、庭の楽園を破壊し続けました。あなたはその時、あなたが今回したようには反応しませんでした。今回、この邪悪と不名誉が私たちの家庭、私たちの家、最後の拠点に侵入して来ました。母よ、あなたを壊したのはこれなのでしょうか?私たちの勤勉で忍耐強い父があまりにも無力なために、あなたは失望したのでしょうか?私の姉妹が直面している虐待と、優しい兄(弟)のアブドゥレヒムを奴隷扱いする拷問が、あなたを絶望させたのでしょうか?あなたの無実の孫たちの運命が分からないことが、私との接触を遮断するほどあなたを怖がらせたのでしょうか? 母よ、あなたが困難と不幸に耐える方法をよく知っていることを私は知っています。私の天使のような母親が叫ぶことすら放棄してしまったのは、どのような残酷なことが原因ですか?文明の故郷である東トルキスタンは暗闇に落ち込んでしまいました。 あなたと連絡が取れなくなったその日以来、私はその痛みに打ちのめされ、衝撃を受け続けています。その日のしばらく後、私は落ち着いては来ましたが、私の心は、私がいる場所とは別の場所にありました。時々、私はいらいらし、ストレスに圧倒されました。私は感覚がマヒしたこともあります。私の精神は落ち込み始めました。 100日以上たって、親戚から私にメッセージが来て、兄(弟)のアブドゥレヒムが21年の禁固刑を言い渡され、姉妹全員が強制収容所に入れられたと伝えられました。さらに続けて、両親の消息は分からないと伝えられました。メッセージの最後で、あなたの家に入るドアは施錠され、封印されたと知らされました。あなたの孫について尋ねると、彼らがどこにいるのかは誰も知らないと言われました。そう言われた時の気持ちは今でも覚えています。まるで自分が消滅寸前のようで、その知らせで私の息は止まるかと思いました。私は絶望と無力感に押しつぶされました。友人の親戚の多くも収容所に連行されたというニュースも伝わり始めました。 私はかつてあなたが言ったことを覚えています。「息子よ、将来のある日に、国境が閉鎖され、連絡が途絶えたとしても、私たちの状況について確信しなさい。あなたは自分の家族のことだけを考えれば良く、私たちのことを心配する必要はありません。」その時、私はなぜそんなことを言われたのか分からなかったのですが、母よ、今あなたの言葉の意味を理解しました。私たちの故郷に何が来るのかを予知したあなたはどれほど賢明なことか。 最近ずっと、私が毎日できる唯一のことはあなたについて考えることです。あなたはいつも私の考えの底と心の中にいました。どこにいても、何をしていても、あなたとの思い出、あなたの声、あなたの顔はいつも私と一緒でした。心配と絶望が私の人生を乗っ取ってしまいました。あなたがどこにいるのか分からない気持ち、あなたと父がどのような恐怖を生きているのか、そして無力感…すべてが私に極度の精神的苦痛を与えていました。...

コロナウイルスといくつかの疑問

情報源:http://iuyghur.com/?p=111187 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 武漢から上海まで629 km.  武漢から北京まで1052 km.  武漢からミラノまで8700 km.  武漢からニューヨークまで12,000 km.  武漢からイタリアまで8670 km.  武漢からロンドン8880 km.  武漢からパリまで8900 km.  武漢から スペインまで9830 km.  武漢からインドまで3575 km.  武漢からイラン6560まで km. 疑問 …!コロナウイルスは武漢で検出され、現在世界中に広まっている。しかし、ウイルスが発見された武漢市は、中国の政治の首都である北京と、経済の首都である上海に最も近いが、ウイルスは2つの首都では、それほど感染者が発生しなかった。北京は、中国の国家主席、軍指導部、および中国を統治するすべての指導者の本拠地がある。北京市は中国のウイルスの影響をあまり受けていない、閉鎖もされていない。なぜなのか?上海市は、中国の経済を支配する経済首都である。上海は、生産と工場を管理する中国の富裕層が住んでいる。だからこの都市はウイルスの影響をあまり受けていない。コロナウイルスは感染しやすいか? 私たちは世界中でコロナウイルスが猛威を振るっていることを知っている。ここでこのような重要な疑問がでてくる。世界でも最も進んだ国がこのウイルスを封じ込めることができていない、中国よりも先進国や地域でパニックを引き起こしているのに、なぜ北京や上海に及ばないのか?一体なぜなのか?!!!北京と上海は武漢から近いが、ウイルスは武漢に隣接するこれらの2つの都市には広がらず、武漢から世界の隅々まで広がっている。なぜこれらの2つの都市に拡散しなかったのか?現在1億以上の人口を持つインドは、国を閉鎖し、経済が悪化しているが、中国の都市は閉鎖の方針を取りやめ、4月8 日には武漢市の封鎖も解除される予定である。今、世界は中国のテロに直面している。世界がパニック状態にある今、中国の生活は正常になっているが、なぜなのか?!!!もう1つの重要なことは、世界の株式市場の株価がほぼ半減していることである。インドの株式市場は12,000から7,000に下落したが、中国の株式市場は3,000から2,700 への低下と、中国の株式市場には影響はなかった。これらの事から導き出される結論として、コロナウイルスは中国の生物兵器ということである。 中国は世界を廃墟にしてしまった。多くの人々の死を引き起こした。現在、中国はウイルスを支配しており、効果的な薬や予防策を取ることができているが、中国はこのアプローチを世界と共有していない。なぜなのか?!!!

コロナウイルス:ウイグル活動家は中国で流行のウイグル自治区(東トルキスタン)の苦境に注目した

https://www.hongkongfp.com/2020/02/22/coronavirus-uighur-activist-draws-attention-xinjiang-plight-amid-china-outbreak/?fbclid=IwAR3oNrbM1P4IKj5ocg4N8S7eSwGgluqPsyIxiihNp7Z0Nn82DKbzPtX8Zoo 翻訳:Ilik チェック:Yasin  「新型コロナウイルスと戦うための厳しい政策に苦しんでいる中国人は、同様な政策が中国の少数民族に対して何年もの間実施されてきたことを認識すべきだ。」と亡命ウイグル人の人権活動家が訴えた。 刑務所に入れられたウイグル知識人イリハム・トフティ氏の娘ジュウェル・イリハム氏は、北京が行っている数千万人を封鎖するなどの政策を批判した。  しかし彼女は、このような弾圧がウイグル自治区(東トルキスタン)のウイグル人に対する認識を改め、中国の一般市民の間でより多くの共感をもたらすことを望んでいると述べた。  「ウイグル人だけが標的にされている訳ではないことを、中国の一般市民が認識しなければならない時が来た」と今週ジュネーブで人権活動家の会議に出席しているジュウェル氏はAFPに語った。 これまで何度も受賞している彼女の父は、分離・独立を扇動したとして2014年に終身刑を受けているが、この裁判は国際的にも批判されている。中国の一般市民が、権利が踏みにじられるのは「テロリスト」に対してだけではないことに気付いたのがこの時だったと彼女は言った。  「それは宗教に関するものでも、アイデンティティに関するものでもない」と彼女は語った。「これは人権に関するものである。」 中国共産党は、ウイグル自治区(東トルキスタン)の強制収容所に約100万人のウイグル人やその他のイスラム教徒の少数民族を収容したことで、国際的な非難に直面している。収容者は政治的教化と漢人社会への強制的な同化に苦しんでいると人権団体は主張している。 北京によると、その施設は職業訓練と中国語教育を通じた、テロとの闘いに必要な、「職業訓練センター」である。 COVID-19ウイルスの感染者は、12月の出現以来、25か国以上で75,000人以上にのぼっており、死亡者数が2,200人以上出たが、この拡大阻止のために、中国当局は思い切った手段をとった。 発生源である湖北省中央部と省都武漢の約5,600万人が、前代未聞の封鎖の対象となった。 当局は症状のある人を隔離するために戸別訪問を開始した。これまで北京はウイルスの爆発的な国際的な拡散を回避したと主張し、世界保健機関から称賛を受けている。 しかし人権活動家は、移動と表現の自由の両方に対する弾圧に警報を発し、また、封鎖状況で人々が食料と医薬品を得ることができるか疑問を呈した。 新しいことではない  「これらの武漢の感染者あるいは非感染者への治療法は新しいものではない。食物を与えずに家に閉じ込めておくなど、ウイグル人が過去10年間に経験してきたことと非常に似ていることがわかった。」とジュウェル氏は語った。  彼女は、北京によるこれまでのような抑圧的なやり方で「中国市民が目覚めている」ことを残念に思ったと述べた。  「しかし、彼らが共感を持てるよう成長し、そのことを知ることを願っている…私たちは皆同じ状況に直面している。」 ジュウェル氏は、ウイグルオンラインのウェブサイトを運営し、ウイグル自治区(東トルキスタン)の民族的緊張に注意を向けるよう穏やかに声をあげ、有名になった父親の事例を指摘した。...