Month: February 2020

コロナウイルス:ウイグル活動家は中国で流行のウイグル自治区(東トルキスタン)の苦境に注目した

https://www.hongkongfp.com/2020/02/22/coronavirus-uighur-activist-draws-attention-xinjiang-plight-amid-china-outbreak/?fbclid=IwAR3oNrbM1P4IKj5ocg4N8S7eSwGgluqPsyIxiihNp7Z0Nn82DKbzPtX8Zoo 翻訳:Ilik チェック:Yasin  「新型コロナウイルスと戦うための厳しい政策に苦しんでいる中国人は、同様な政策が中国の少数民族に対して何年もの間実施されてきたことを認識すべきだ。」と亡命ウイグル人の人権活動家が訴えた。 刑務所に入れられたウイグル知識人イリハム・トフティ氏の娘ジュウェル・イリハム氏は、北京が行っている数千万人を封鎖するなどの政策を批判した。  しかし彼女は、このような弾圧がウイグル自治区(東トルキスタン)のウイグル人に対する認識を改め、中国の一般市民の間でより多くの共感をもたらすことを望んでいると述べた。  「ウイグル人だけが標的にされている訳ではないことを、中国の一般市民が認識しなければならない時が来た」と今週ジュネーブで人権活動家の会議に出席しているジュウェル氏はAFPに語った。 これまで何度も受賞している彼女の父は、分離・独立を扇動したとして2014年に終身刑を受けているが、この裁判は国際的にも批判されている。中国の一般市民が、権利が踏みにじられるのは「テロリスト」に対してだけではないことに気付いたのがこの時だったと彼女は言った。  「それは宗教に関するものでも、アイデンティティに関するものでもない」と彼女は語った。「これは人権に関するものである。」 中国共産党は、ウイグル自治区(東トルキスタン)の強制収容所に約100万人のウイグル人やその他のイスラム教徒の少数民族を収容したことで、国際的な非難に直面している。収容者は政治的教化と漢人社会への強制的な同化に苦しんでいると人権団体は主張している。 北京によると、その施設は職業訓練と中国語教育を通じた、テロとの闘いに必要な、「職業訓練センター」である。 COVID-19ウイルスの感染者は、12月の出現以来、25か国以上で75,000人以上にのぼっており、死亡者数が2,200人以上出たが、この拡大阻止のために、中国当局は思い切った手段をとった。 発生源である湖北省中央部と省都武漢の約5,600万人が、前代未聞の封鎖の対象となった。 当局は症状のある人を隔離するために戸別訪問を開始した。これまで北京はウイルスの爆発的な国際的な拡散を回避したと主張し、世界保健機関から称賛を受けている。 しかし人権活動家は、移動と表現の自由の両方に対する弾圧に警報を発し、また、封鎖状況で人々が食料と医薬品を得ることができるか疑問を呈した。 新しいことではない  「これらの武漢の感染者あるいは非感染者への治療法は新しいものではない。食物を与えずに家に閉じ込めておくなど、ウイグル人が過去10年間に経験してきたことと非常に似ていることがわかった。」とジュウェル氏は語った。  彼女は、北京によるこれまでのような抑圧的なやり方で「中国市民が目覚めている」ことを残念に思ったと述べた。  「しかし、彼らが共感を持てるよう成長し、そのことを知ることを願っている…私たちは皆同じ状況に直面している。」 ジュウェル氏は、ウイグルオンラインのウェブサイトを運営し、ウイグル自治区(東トルキスタン)の民族的緊張に注意を向けるよう穏やかに声をあげ、有名になった父親の事例を指摘した。...

ウイグルと中国に関する月刊ニュース _1月分後半

まとめ:Boran チェック:Yasin ウイグルタイムズJP; 令和2年2月16日投稿 1月前半は日本メディアによって、中国当局によって発禁処分になった伝説の歴史書「ウイグル人」の日本語版の出版、米下院がチベット人権法案を可決、中国によるウイグル人「弾圧」に対し米で対応批判のイベントが開催等、ウイグルと中国に関するニュースが多く報告された。また、武漢発の新型コロナウイルスは、世界的な拡大感染を招いたのは中国の独裁体制によるものであるという、批判の論調も多く発せられた。詳細は以下の通りである。 月刊ニュースは、日本メディアによって報告されたウイグルと中国に関するニュースのまとめのリンクを紹介しています。 徳島)ウイグル人への人権抑圧語る 徳島大で留学生講演 朝日新聞:中国・新疆ウイグル自治区出身の徳島大留学生、サウティ・モハメドさん(42)が13日、同大で講演会を開き、中国での少数民族に対する人権抑圧に注目するよう訴えた。サウティさんは2016年に来日。18年4月から同大総合科学部で学び、現在は大学院修士課程1年。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.asahi.com/articles/ASN1G3HZWN1GPUTB003.html           2020年1月16日 人権NGOの発表に中国外交官が“乱入” 言論弾圧の批判「全く受け入れられない」 東京新聞:国際人権非政府組織(NGO)ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は十四日、米ニューヨークで人権問題の年次報告を公表した。中国政府による少数民族ウイグル族の強制収容や言論弾圧を例に「世界の人権が中国の攻撃に脅かされている」と中国脅威論を展開。会見には中国国連代表部の外交官が突然現れ、「偏見と虚偽に満ちている」と反論を繰り広げた。詳細はリンクへ。 リンク:https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020011602100026.html   ...

コロナウイルスの恐怖の中、少なくとも99人の武漢住民をアルトゥシュ市で隔離中

情報源:https://www.rfa.org/english/news/uyghur/quarantine-02062020170637.html 翻訳者:Ilik チェック:Yasin 当局によると、ウイグル自治区(東トルキスタン)のアルトゥシュ市のホテルで、コロナウイルス(nCoV)の発生地である武漢から来た少なくとも99人が、感染の広がりを防ぐため隔離された。 1月23日に中国の国営メディアは、ウイグル自治区(東トルキスタン)での最初の感染者(以前武漢に旅行した2人の男性)が確認されたと報じ、1/31 (木)までに少なくとも36人が感染し、更にウイルスに関連した症状のある1,600人以上が検査中である。 ウイグル自治区(東トルキスタン)の医療スタッフを含むソーシャルメディア上での情報によると、人口1,100万人のこの都市への交通機関を先月閉鎖したが、封鎖以前に武漢の13,000人もの人々が、ウイグル自治区(東トルキスタン)に入ってきた可能性があるとしている。ラジオ・フリー・アジア(RFA)のウイグル語部門は、この数値については独自に確認することができなかった。 ウイグル自治区(東トルキスタン)の最高裁判所は先日、「噂の拡散」や「医療関係者に対する暴力」などの犯罪を犯した人々に対する厳しい処罰を含んだガイドラインを発行した。地方当局はRFAに対し、nCoVについてのことと、ウイグル自治区(東トルキスタン)での感染の広がりに関する情報は「国家秘密」と見なされ、公開できないと述べた。 しかし、RFAはウイグル自治区(東トルキスタン)のキジルス・キルギス自治州アルトゥシュ市の数人の職員に話を聞くことができた。匿名を条件に語られたことによると、少なくとも99人の武漢の住民が、市内の「ヤシン」というホテルで隔離され、さらに他のゲストハウスにも武漢の住民が隔離されている可能性がある。 市政府の職員は2/4(火)に「(武漢の住民が)「ヤシン」や「ミリバン」などのホテルに隔離されていると幹部が言っていた」と述べたが、隔離の時期についての詳細は提供されなかった。 「「ヤシン」は街の中心にあり、高さ10階以上のホテルである。」 RFAは、隔離を確認した「ヤシン」ホテルの警備員と話をしたが、そこに何人が収容されているのか分からないと語った。 「ここには空いている部屋はない。満室で、営業していないため開けることができない」と警備員は言った。 「隔離された人々でいっぱいで、人数は分からないが、医師に聞いてみることはできる。」 「ヤシン」の関係者は、ホテルを「隔離場」と呼び、「すべてが湖北省武漢市の市民である」と付け加えた。 「現在は満員で、司令部からこのホテルに患者が割り当てられている」と彼は述べた。 ホテルの2人目の担当者はRFAに、「ここでは99人の患者が隔離されている。」と述べた。   他のホテルで… RFAは、武漢の住民が同様に隔離されていることを確認するために、「ミリバン」ホテルのスタッフに連絡したが、電話がつながらなかった。...