新疆ウイグル自治区再教育キャンプで強いられている強制労働者
ニュース源:自由アジアラジオhttps://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/nu-12172018094409.html 翻訳者::Sultan(ボランティア) 編集者:Boran 公開日時:2018/12/30 中国政府が新疆ウイグル自治区で開かれた多くの強制収容所で、政治的な洗脳のため何百万のウイグル族と他族のイスラム教徒が拘留されたことが報道されている。最近、外国のメディアによると、収容所に拘束された収容者達が労働力として余儀なくされたことが明らかになった。 新疆ウイグル自治区で収容されている何百万のイスラム教徒に対して強制労働システムが出現しているという証拠が増えている。 メディアの報道や衛星画像、または新疆ウイグル自治区の公式文書によると、ますます多くの収容者が収容所またはその近くの新しい工場で働くことを強いられていることが明らかになっている。 米国「ニューヨークタイムズ」12月17日の報告によると、トルコ人研究者Mohamed Vulcan Kasikchiが、海外に逃亡した元拘束拘留者にインタビューをし、投獄された人々には強制的に無条件または低コスト労働者として労働させられていることを明らかにした。また、かれはこれに関する最新の情報を次々と受け取っている。 新疆ウイグル自治区から脱出しようとしているカザフ人を支援するカザフスタン人権団体Ata Jurtの創設者Serikzhan Bilash氏は、この数ヶ月の間に、強制収容所の拘留者達10人の親戚をインタビューし、「囚人」達が政治的教義を終えた後、強制的な労働が始められることを明らかにした。また、彼は「労働補償は非常に低い上で、労働条件も非常に悪い」と報告した。 報告によると、今年の3月に中国繊維工業会副会長孙瑞哲(Sun Ruizhe)が行った演説では、「収容所に拘禁されている人々が工場の労働力として強制的に労働される」という証拠が初めて登場したそうだ。孙瑞哲は「新疆ウイグル自治区は2018年から、主に3つのカテゴリーの貧困層とその家族から構成する10万人以上の労働者を繊維産業と衣料産業の労働力とする計画している」と語った。その後、新疆ウイグル自治区南部のカシュガル地方当局は、10万人の強制収容所「囚人」を工場に派遣する目標を指定した。また、年明けに、新疆ウイグル自治区のカシュガル地方の(莎车县)ヤレカン県の財政機関の財政予算表では、「収容所に拘束された人々は労働力として、雇用問題を解決すべき」と示唆された。 漏れたファイルによると、拘束されている人々だけでなく、収容所から正式に釈放された人々でさえ、収容所の管理と監視を受けながら工場で働いているそうだ。彼らが作った靴下、スカート及び他の商品は、中国の店舗で販売されるだけでなく、海外にも流通する可能性がある。