新疆「再教育キャンプ」に存在する「雄羊雌羊交尾室」 自らの恐ろしい経験

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情報元:http://www.soundofhope.org/gb/2019/04/16/n2810991.html

翻訳者:ilik

編集者:Boran

新疆の「再教育強制収容所」から釈放されたばかりのカザフ人が、「Winter」誌に拘禁中の苦痛な経験について手紙を送った。手紙ではたとえ彼が中国政府によって処刑される危険に直面したとしても、地元の民族に対する残酷な迫害を開示しなければならないと述べている。また、彼は国際社会に注意を払うように呼びかけ、「このファシスト強制収容所」が直ちに閉鎖されないならば、ウイグル族とカザフ族にとって大虐殺になるだろう」と書いている。

中国における宗教の自由と人権に焦点を当てた「Winter」誌は、4月15日にKazakh(Asan)から手紙をもらった。しかし、現在、手紙の内容を確証することはできない。

Asanは、「再教育キャンプ」での実際の経験を国際社会に公開することを望み、「まだ生きているのであれば、自分の言葉で証言したい」と述べた。

体罰、洗脳、侮辱

Asanは、彼が交通規制に違反したために交通警察隊に連れて行かれたと述べた。彼は「他の罪を認めないと厳しい処罰を受ける!」と警察に威嚇された。犯罪経歴がない彼は警察のスタンガンを打たれ、記憶が戻った時はすでに刑務所に送られていた。彼の恐ろしい経験はここから始まる。

Asanは全身裸にされて検査を受け、それからいわゆる「軽い犯罪」を起こした囚人が収容されている獄舎に送られる。セルの真ん中には2列の小さな木製ベンチがあり、日中は皆がベンチに座る。夜は強壮な人がベンチで寝るが、弱い人は地面で眠る。毎日の食事は饅頭と水道水で、セルの衛星状況は非常に悪いため、一部の人々が病気に感染している。

拘禁中、彼らは毎日共産党を賛美する歌を歌う。洗脳を余儀なくされたことに加えて、拘留されたウイグル人とカザフ人も中国当局から尊厳を奪われている。

Asanは手紙で、刑務所の警備員によって「雄羊雌羊交尾室」と名付けられた部屋があることを明らかにした。「ここ部屋では、拘束されている「囚人」らは半年に一回妻と「親密な関係」を持つことが許される。しかし、この部屋も当局によってカメラが設置され、警備員達は監視室で部屋内を監視し、夫婦が出て来たときに彼らを嘲笑している。私が拘束されている間に、何人かのカザフ女性は監視のもとで夫と侮辱的な“親密な時間”を過ごした」。

殴打、侮辱されるのは当たり前のこと 

「刑務所では、漢族の囚人(麻薬、賄賂、犯罪などに関わった犯罪者)の「待遇」がカザフ族よりはるかに良い」というAsan。「漢族の囚人がカザフ族の囚人を殴った場合、警備員は邪魔をしない。逆の場合、警備員はカザフ族の囚人を殴って気絶させる。」

「さらに、強制収容所には食肉処理場で肉を吊るために使う鉄製フックが並んでいる『拷問室』がある。私たちは手錠をかぶっていた状態でベンチの上に立たせ、手錠を鉄製フックに掛けさせ、ベンチが退ける。私たちは新鮮な肉のようにぶら下がっている。フックに掛かっている毛布のように、『新鮮な肉』は棒で殴られる。私は棒で殴られ、気絶した。」

中国政府の迫害は、イマムや宗教的信念を持つカザフ人(ムスリム)にとってさらに深刻である。ムスイムは拷問室の中央に小さなベンチに座らせ、周りに4人の漢族囚人が座る。ムスリムは両手膝の上に乗せ、天井に向かって座る。首が疲れていて、体がわずかに傾いて、口がわずかに動いた場合、漢族の囚人はムスリムを殴る。迫害政策に積極的に協力して「優秀」を目指す漢族囚人は「刑期を減す」ために、精一杯「努力」する。

家族が殺害されても、疑惑さえできない

拘禁中、Asanは当局によるカザフ人の死を目撃した。

Asanによると、65歳のカザフの老人が彼の目の前で殺されたという。しかし、驚くべきことは、殺された老人の家族には、30分以内にいわゆる「高血圧による死亡」と書かれた「剖検報告」が手渡しされた。家族は殴られた跡や窪まれた胸骨を見たが、疑惑さえできなかった。なぜなら疑うことが投獄の理由になるからだ。

手紙の最後には、次のように書いていた。「国際機関が調査に来ると言われている。当局が私達を解放した理由はこれかもしれない。」「手紙を送ったことがバレたら、私は殺されるかもしれないが、この情報を国際社会に伝えたい。」「これはいわゆる『学習センター』ではなく、地元の少数民族のために作られた『ファシスト強制収容所』だ。私たちは国際組織が早速調査することを期待している。このファシスト強制収容所が直ちに閉鎖されない場合、ウイグル族とカザフ族が絶滅される」。

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