第9回アジアの民主化を促進する東京集会が開催された
ウイグルタイムズ 11月11日投稿
作成者:Boran
チェック:Yasin
第9回アジアの民主化を促進する東京集会が2019年10月19日に、東京都千代田区で開催された。集会は二部に分かれており、第一部では、拓殖大学前総長である渡辺先生による、「日本の国柄とは何か」という講演が行われた。第二部では、「アジア諸民族の訴え」というテーマに沿って、王明理氏(台湾、台湾独立建国聯盟日本本部委員長)、王戴氏(中国、中国民主陣線)、レテプ アフメット氏(日本ウイグル協会理事)、ジリガラ氏(南モンゴルクリルタイ副会長メッセージ代読)、チュイデンブン氏(チベット、アジア自由民主連帯協議会理事)、洪ヒョン氏(韓国 統一日報主幹)、グエン・ハー・キエン・グオック氏(ベトナム革新党)、シャ―カ―氏(バングラデシュ、アジア自由民主連帯協議会理事)により講演が行われた。
ソ連及び東欧の社会主義体制の崩壊に伴い、共産党独裁制度は世の中から減る傾向にあった。しかし、21世紀の今、アジアにおいては、共産党独裁制度が再び強大化している。特に中国共産党はウイグル(東トルキスタン)やチベット、南モンゴルなどで、民族絶滅政策を強行しており、1966年から1976年まで続いた文化大革命時代を超えるレベルにまで達している。特に、ウイグル(東トルキスタン)で今実施している「強制収容所」は、1933年から1944年までナチスドイツが行った「強制収容」に似ており、その収容の規模は300百万とも言われている。ウイグルの現状について、日本ウイグル協会理事であるレテプ アフメット氏は「強制収容の実態」と題して発表した。
中国の共産主義とその侵略の手はすでに香港、台湾、ベトナム、バングラデシュ等の周辺の国にも広がっている。中国政府による厳重な情報コントロールにより、ウイグル、チベット、南モンゴルで行われている弾圧・抑圧の情報は、把握することが難しい状況ではあるが、それでも迫害の実態の証言は国際社会に伝えられている。
本集会は【あらゆる立場の違いを乗り越え、自由かつ対等な立場での情報交換、意見交換を通じて、信頼関係を構築し、連帯を強化し、協力し合うことによって、「自由と民主主議」に基づく「豊かで平和なアジア」への基盤造りに寄与すること】を目的とするアジア自由民主連帯協議会により開催された。詳細は以下のリンクからご参照ください。
リンク:
第9回 アジアの民主化を促進する東京集会報告:http://freeasia2011.org/japan/archives/5681
集会プログラム:http://www.asiandemocracy.jp/2019/10/21/309
【動画】第9回アジアの民主化を促進する東京集会:http://freeasia2011.org/japan/archives/5677