ウイグルと中国に関する週刊ニュース – 6月16日
原本:http://uighurtimes.com/index.php/weekly-news-brief-on-uighurs-and-china-june-16/
ウイグルタイムズ;6月16日
翻訳者:Boran
国連高官の中国新疆(東トルキスタン)への訪問に対する「深い懸念」
国連テロ対策局長であるロシア外交官Vladimir Voronkovは、北京の招待を受け現在中国におり、東トルキスタンの首都ウルムチを訪問する予定である。Voronkov氏の東トルキスタンへの訪問に対し、米国をはじめとする西側諸国は反対の声をあげてきた。東トルキスタン、少なくとも百万人のウイグル人や他のイスラム教徒が強制収容所で拘禁されていると国連の専門家が述べている。
アメリカ合衆国国務副長官John Sullivanは6月14日金曜日に、国連事務総長Antonio Guterresと会話し、Voronkov氏の訪問に対する「深い懸念」を表した。「北京がウイグル人や他のイスラム教徒に対する抑圧を正当なテロ対策として描き続けているが、実はそうではない」という。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、人権の専門家ではなくテロ対策担当官を派遣したとして国連を批判し、国連のこの行動は「ウイグル人に対する重大な政府の権利侵害」から注意をそらす危険性があると述べた。
2019年6月15日、全文: aljazeera.com
ウイグル危機に関する声明
世界ウイグル会議とウイグル人権プロジェクトが開催した会議「中国の残虐行為に直面している:ウイグル危機への世界的対応」が始まった際に、Nancy Pelosiはこの声明を発表した:
「ウイグル族のコミュニティが直面している中国政府による際限のない抑圧は、全世界の良心への挑戦であります。超党派の下院は、世界ウイグル会議とウイグル人権プロジェクトの勇気ある男女と、ウイグル人が受けるに値する自由と民主的な未来のための戦いを続けているすべての人たちに敬意を表します。私たちの心と思いは、厳しい規制を含む宗教的な迫害に直面しているウイグル族のコミュニティにあります。今日そして何日もの間、私達は監視されている、収容所で姿を消している、”再教育”の努力に苦しんでいる何百万のウイグル人の物語および怒りを共有し、私たちのコミットメントを再確認します。」
2019年6月6日、全文: https://www.speaker.gov
有名なウイグル人学者Nurmuhammed Tohtiが中国の強制収容所で死亡
現在カナダに亡命している家族によると、東トルキスタンの著名な作家であるNurmuhammed Tohtiは昨年に自宅から当局に拾われ、「再教育」の目的で強制収容所に連れて行かれた、という。
Tohtiの孫娘であるBerna Ilchiは、次のように述べた:「ソーシャルメディアで私の祖父が亡くなったというニュースを見て、真実かどうかを確認するために祖母に電話しました。祖母から祖父が11日前に亡くなったことを聞きました。」
彼女はまた、祖父が強制収容所にいる間に拷問を受けたため死亡したのか、適正な医療を受けてなかったため死亡したのかは知らなかった、と付け加えた。
2019年6月14日、全文: voanews.com 或いは uighurtimes.com