ウイグルと中国に関する週刊ニュース – 7月9日

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ウイグルと中国に関する週刊ニュース – 7月9日

情報源:http://uighurtimes.com/index.php/weekly-news-brief-on-uighurs-and-china-july-9/

翻訳者:Boran

編集者:Yasin

ウイグルタイムズ; 7月10日投稿

香港リーダーCarrie Lam氏:引き渡し法案は「死んだ」

一連の大規模な抗議デモの後、香港の行政長官Carrie Lam氏は、中国本土の裁判への引き渡しを認める政権の法案は「死んだ」と述べた。しかし、彼女はデモ隊が要求した奴隷化法案の「完全撤回」を避けた。北京に支えられているLam氏は、政府によるこの問題への取り組みは「完全な失敗」であったと認めた。

この法案は、香港の人々が裁判のために中国に引き渡されることを可能にするためのものであったが、大規模かつ時には暴力的な街頭抗議を引き起こし、かつてのイギリス植民地を数十年のうちの最大の政治的危機に陥れた。

しかし、Carrie Lam氏の香港内の政治的な熱意を下げる試みに対して、抗議者たちは満足しなかったようだ。地元の活動家Ventus Lau Wing-Hong氏は、デモが止まる理由はないと語った。

「その返答は、彼女はまだ非常にかたくなであることを示している。」とLau氏。「『撤回』という言葉を避けたのは、彼女が私たちの要求に直接『はい』と答えるのではなく、『ゲーム』をやりたいということを示す。」

全文:aljazeera.com,2019年7月9日。

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中国は、台湾に提案された22億ドルの武器販売をキャンセルするよう米国に要求する

中国は、主力戦車や対空ミサイルを含む、およそ22億ドル相当の台湾への武器売却を「直ちに取り消す」よう、米国に要求している。

この動きは、数十年に渡って民主的に統治された島嶼に対する、ワシントンにとって初めての大規模な武器売却計画であり、世界最大の経済国である米国と中国の間の激しい貿易戦争が固定化され、関係が悪化していることを意味する。

火曜日に中国の外務省スポークスマンGeng Shuangは、武器売却計画に対し北京は外交チャンネルを通じて、正式に「強烈な不満と断固たる反対」を伝えたと述べた。

全文:aljazeera.com,2019年7月9日。

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中国西部におけるモスクを損なうキャンペーンは、回族ムスリムの不安を高める

5年以内に新疆(東トルキスタン)以外のイスラム教を完全に「中国化する」という中国共産党(CCP)の計画の制定は、次々と効力を発している。星、三日月形のシンボルやドーム型の構造物が次々と強制的にモスクから取り外され、中国の国旗や共産党の宣伝スローガンに置き換えられている。

甘粛省、陝西省及び寧夏回族自治区の、西部諸州の回族ムスリムは、彼らのシンボルが消えていくのを目にし、新疆(東トルキスタン)のウイグル人と同じ運命をたどることへの恐れが強まっている。

4月には、山西省宝鶏市摩天院路にある女性用のモスクが「中国化」された。大きな青いドーム、星や三日月のシンボルだけでなく、イスラムスタイルの建物の正面、ドア、窓枠も取り除かれ、より中国風に映るように変更された。「改装」されたモスクは今ではオフィスビルのように見え、国旗が屋根の上に植え付けられている。

最近までCCPに「模範的な中国系イスラム教徒および愛国者」と見なされたにもかかわらず、アラビア語排除(反イスラム)キャンペーンが中国西部を襲っているため、多くの回族住民はすぐにも新疆(東トルキスタン)のウイグル人と同じ苦境に直面するであろうことを恐れている。

全文: bitterwinter.org,2019年7月9日。

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エルドアン首相:ウイグル危機はトルコと中国の関係を損なうべきではない

トルコのRecep Tayyip Erdogan大統領は今週、中国の首都北京で、中国による新疆(東トルキスタン)の大規模な強制収容所について、これまでのトルコ政府が厳しく批判してきた立場からの脱却を図った。

トルコは、米国国務省が最大200万人のウイグル人が拘束されていると発表した、中国の「再教育」キャンプを批判した、数少ないイスラム教徒が多数を占める国の1つである。しかし、中国のXi Jinping国家主席と会談した後、Erdogan氏は「両国の感度を考慮に入れたこの問題の解決策を見つけることは可能だ」と語った。

トルコの指導者は、Xiと「ウイグル問題」について話し合ったと述べたが、問題が「悪用された」場合、それは「トルコと中国の関係への悪影響」として反映されると警告した。

記者との質疑応答セッションの中で、彼は「トルコが他国との関係を考えずに感情的に行動し、この問題を悪用する人々、あるいはこの問題から何かを得ようとする人々は、残念ながらトルコ共和国とその親戚民族の両方に、かえって払うべきコストを増大させてしまうだろう。」と語った。

全文: cnn.com,2019年7月5日。

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ウイグル人の子供を家族から引き離す中国

新しい研究によると、中国は新疆(東トルキスタン)において、イスラム教徒の子供たちを故意に家族、信仰及び母国語から切り離している。何十万人の大人が巨大な収容所に収容されているのと同時に、寄宿学校を建設する急速で大規模なキャンペーンが進行中である。

公に入手可能な文書と、海外在住の家族との何十もののインタビューに基づいて、BBCはこの地域の子供たちに何が起こっているか、これまでに包括的な証拠をいくつか集めた。

記録によると、1つの町だけで400人以上の子供たちが、片方だけではなく両方の親を失った(両親がキャンプ或いは刑務所に拘束された)。子供たちが「集中治療」を必要としているかどうかを決定するために公的な診断が行われる。新疆(東トルキスタン)の成人のアイデンティティを改造しようとする試みと並行して、この子どもたちを彼らのルーツから連れ去るということが体系的に行われている。

全文: bbc.com,2019年7月4日。

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